あそび内容(ルール)
9マス書かれた紙を用意します。
そこに自分の良いところを9個書きます(これがなかなか時間を要する)
なかなか言葉が出ない子用に、やさしい。○○が得意。几帳面。繊細などなどホワイトボードにいくつか例をあげて、それでも書けないこには横にいきアドバイスする。
とにかく9個挙げてもらう。
書き終えたら、他のメンバーの良いところを3つずつ書く。
新しいメンバーなどいたら、お互い「分からない」と言い、けん制し合うので、うるさい子なら「元気がある」と書いてみたり、おとなしい子であれば「クール」と言ってみたり。
それはへりくつだ!!と突っ込まれたけど、好き嫌いが多い子は、舌が繊細と長所にしたり。とにかく短所と長所は密接という事を教える。
結果発表
順番に結果を伝える。
まずA君から自分の書いた自分のいいところ9つを見せてもらう。
他のメンバーは順番にA君の良いところ3つ発表する。
それをA君が書いていたら赤丸でしるしを打つ。
そのビンゴの数を競うのだが、それを行う過程で、他のメンバーから自分も発見していないような長所を言われるので、Aは照れ臭くもうれしくなる。
また、あまり知らない同士でも褒めあう事で「敵ではない」や「悪いやつではない」的な入り口ができる。新メンバーがいて、集団に入る時などおすすめです。
遊びから得られるもの
この遊びでは、互いを肯定する事で協調性。また、例えば他のメンバーが「やさしい」と同じ長所を言ったときに共感が生まれる。
新しい顔ぶれなら、第一印象を良くする。
また語彙の観察もできるし、日ごろ肯定されることが少ない子は、長所と向き合う機会になり、また恥ずかしいながらも長所をいう事で「発表」のスキルも向上する。
そして、それを周囲が肯定する事で「自分の発表」に自信がつく。とても良い連鎖が
5名で行ってみて
今回、この遊びを行ったのには、1つ理由が。
1人の子が口が悪く、人に対しすぐに悪い発言をする。
その子は小6で、おいゴリラ!と言ってみたり、「おまえ何年?」とか高圧的に対応するので
周囲は引いている感じで。
本人はマウントをとってる気分で。
ひどい時は「そいつに全身麻酔しておとなしくさせてください!!」て言ってみたり。
「薬でおとなしくさせてください」と言ってみたり。
俗にいう「生意気」にもほどがある感じで。
そんな子も最後は褒められて、褒め人には文句言えないかおとなしくなっていました。
今後関わりながら集団を良い方向に進めれたらと思います。
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