「言語聴覚士」というワードとの出会い
仮面ライダーやNHK教育が子供との関わりにマストなものだと訴えたのが前回。
今回は、その警備員をしているときに言語聴覚士に出会った話をします。
そのころ言語聴覚士という職業は世の中に出始めた頃で、おそらくその方は国家資格初年度の方だったと思います。私はその資格に興味を持ち時間を作っては資格について様々な質問を行った。
その当時の私の頭では、どうやら国家資格であって、これから伸びる産業であって、言葉の能力を伸ばし、おそらく言語というくらいだから、文系じゃないと駄目な資格だろうていうことであった。
成績の悪かった私でも文系理系ははっきりしていて、完全な理系だった。小学校のテストで「見える」の反対派?の問いに「るえみ」と書いて怒られ、中学では「作者はここでなにをおもったか」の問いに「実はすけべなことを考えていたかもしれない」と妄想をふくらまし外しまくったり、高校くらいまで「下線部」を「しもせんぶ」と読み兄貴に怒られたり、というくらい苦手だった。
本当に作者の言いたいことなんて知ったことなかったし、古文や漢文は今を生きる自分には、まことにどうでもよかった。「レ点いれるなら最初からその順番でかけよ!」て思ってたし、しかし、その発想そのものが破綻していることを最近知ったし、とにかく国語がきらいだった!
だから、その先生の話を聞いて、言語聴覚士に興味は持ちつつも、自分には無理かなーと思っていた。しかし、その話は大学にいても今更単位を取れる気もせず、取ったところで何になれるんだろてと思い、頭が悪いやつが行くであろう専門学校にでも行って資格を取ろうという発想になった。
私は自分の成績が悪いのに、専門学校は頭が悪いやつが行くところと思い込んでいた過去がある。
進路を真剣に悩む
そのころ。とりあえず手っ取り早いのはヘルパー2級かなーと思い、いやそれよりは介護とろうかなー。て思い介護してる同級生にどうか聞こうとしたら、「いや。うんこ触れない」と思い却下。ちなみに馬糞はなんとも思わず触れるし、なんならいたずらで後輩に投げつけたりしていた。
でも草食動物のそれと人糞は比べられないものがある。
で、次に看護師を考えた。当時男性の看護師は重宝されると話があり、真剣に考えたが、これも友人に聞くと「結構下のお世話するよ」と言われ断念した。
そうなればリハビリ系しか浮かばずリハビリについて調べた。
調べるとリハビリは3種類あり、その中でも言語聴覚士は比較的新しい資格ということがわかった。とりえずオープンスクールに行き理学療法学科を見学。その中で言語聴覚療法学科に引っ張られ案内された。
なんか絵カードとかちまちましたやつしたくねーとか思いながら話は聞いたが、心は理学療法学科だった。
来年は大学辞めてリハビリの専門学校にでも行こう。と決めてますます馬術とバイトに専念した。そのころは居酒屋をやっており(2件目)、焼き鳥の焼きまでやらせてもらうまで上達していた。
焼き台を任された晩に、常連のコンビニのオーナーが若者を連れてやってきた。
オーナーによると若者は国立大を中退し言語聴覚士を目指してやってきたと。彼は私と同い年で、その志の高さに圧倒され、言語聴覚士の魅力を学んだ。(彼は今はどっかの県の言語聴覚士の理事やら全国でも活躍していて、私に人生にとって重要な出会いであった。)
同年代の彼の影響は強く、言語聴覚士を開拓していこうという気持ちにすらなっていた。そして国立大学を辞めてまで来る彼を見て、専門学校はバカばっかりじゃないんだなーて思いなおした。
ちなみに国立を2年で辞めた彼と、だらだらと私立のバカ大学を辞めた私は、同じ専門学校を受験するが、私は志も勉学も追いつかず、1年目の受験に失敗した。
私の専門学校浪人という人生がはじまった…。
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