ストーリーキューブとは
ストーリーキューブの本当の使用法は熟知していませんが、キューブをサイコロのように振り、出た目で助詞や接続詞をいれてストーリーを完成させるもの。こどもの語彙力や統語能力でクォリティは左右されるけど、日ごろ話さない子供のわりと一生懸命話してくれる。基本的には、1キューブごとに交互に話をつくるので、こちらのターンで統語や語彙の提示が可能となります。
1度子供が並べて物語を作成したキューブの並びのままで「わたしにもやらせて」とまったく異なる物語を提示してキューブの可能性を広げるのもありだと思います。見立て遊びの薄い子供などにも最適だと思います。
☜キューブはこんな感じ
海賊版けど本家よりかわいい気がします。
表紙の箱は贈り物でいただいたクッキーの箱で、かわいいので使用しました。箱を開けるとキューブが入っています。私が使用しているのはネットで1000円くらいだったかな。。安かったので買いましたが、送られてきたのが中国だったので、おそらく海賊版。箱もありませんでした。
ネットでストーリーキューブと検索したら、いろいろ出てくると思います。ぜひ検索を!!
使用方法
1)サイコロのようにキューブを振ります
2)出た目をランダムに1つずつ選びます
3)上の写真でいくと①「クマがいました」②「クマがいたので、バスに隠れました。」③「クマがいたので、バスに隠れたら、サッカーボールが落ちていました。」…のようにつなげます。
※これを訓練では交互に1キューブずつ行います。
※ルールは固める必要なく、生徒が1文作成し手も可能。その後、「こんなパターンもあるよ」と幅を広げる意味も込めてこちらのストーリーを提示するのもあり。
使用してみて
これ1つで統語能力や語彙数、知能までみえてきます(精査はできません)。
知的な問題がある子の文章は拙劣で、つながりがない事もありますが、少ない語彙の中から一生懸命に表現しようと努力します。
この時、脳内では内言語をしようし、思考します。思考をする作業がとても大切で、思考は言語機能全体へのアプローチになります。
※内言語とは。例えば部屋の模様替えするとき。頭の中で(たまに口にも出ますが)、「ここにソファ置いて~、その右にこれか?いやこの花を置こう」のように、頭の中でしゃべりますよね?これを内言語と表現します。なので、話しことばや文字は、脳の外、外言語と表現します。
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