ナンジャモンジャとは
小児の言語訓練において、私が気分転換に行うのが脳トレ。いろんな物を使用しますが今日は低学年から使用できるナンジャモンジャというカードゲームを紹介します。
先に言いますが言語機能とはほとんど関係ありません。
構音訓練や吃音訓練など言語訓練の合間の息抜きで使用します。集中的に舌の正しい動きなど指導していると子供はだんだん飽きたり、疲労したりします。そして脳トレチャレンジをします(私の生徒の場合)。むしろそれをするために前半がんばってくれます。
さてナンジャモンジャですが、これはルールがシンプルです。二人なら交互にカードを引きます。そして出たカードに名前をつけます。
このカードなら「ミドリわしゃわしゃ」みたいなその人の感性で答えます。ちなみに子供はシンプルに「みどり」とか「あしこま(足元にコマがある)「わさびまる」とか学年や語彙力で様々な表現をします。
そしてどんどんカードをめくる度に、いろんな名前を付けていきます。
これは同一のカードが出るまで名前をつけていいます。そして…
同じのが出た時にさっきつけた名前を言います。「ミドリわしゃわしゃ!!」これを先に言った方がそれまでのカードをもらい、手札を増やしていきます。最終的に手持ちのカードが多いほうが勝ちとなります。
カードの効果検証
これは主に記銘力の向上につながります。こどもとの対戦でもこちらが忘れることも多々あり。覚えていてたまに忘れたふりをしても、子供は喜びます。また、語彙力が低く、表現手段が少ない子でも自由に会話できるので、ある種ストレス発散にもなるのでは?とも考えたり。
わたしのことばの教室は、国語などの時間をつぶして一人、教室からやってくる。こどもは特別感にひたっており授業の息抜き感の子も少なくない。
こどもによっては思いを表現できず、日々のくらしにストレスを抱えていることも。なのでこのゲームは思いのままに発言でき、ルールもシンプルなので導入しやすい。
もしお互いが名前を忘れたら「新しく名前つけよう」と提案するのもあり。
言語機能には直接かかわらないですが、合間のゲームとしておすすめします。間接的に「ことばの教室」への意欲を高めてもくれます。
ちなみに。今日一緒にやった生徒は「傘ミサイル」「むらさき殺人レーザー」とか武器ばかりいうので、もっとかわいい名前つけよ。。と提案した。
そのこの心情もでてくるかのもしれないですね。みなさまにおすすめです。
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