「失敗じゃない。成功への過程」ありきたりな言葉ですが、一人の生徒を救えた。
生徒Aは少しでも書字など誤りがあると真っ白になるまで消したり、ペンであったら黒塗りにしてしまう傾向があり「いや、ちがうちがうちがう!!」「間違い間違い!」と焦りながら行動する。
そこで上の言葉
最初は、気持ちが高ぶってか全く耳に入らなかったけど、追加で
「弱点が分かってラッキー」「成長のチャンス」などの言葉をかける。
それから1週間すぎると誤っても「間違いはいい事」「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせ
訂正を入れることが可能になった。
誤った時も「これは成長の過程だから残しておこう、振り返るともっと間違えなくなるよ」と声をかけると「消す行為」も出現せず1度受け入れる事ができるようになった。
それまでは少しでも難しい課題は「難しい」と涙目で机に伏せてみたり課題ができなかったが
徐々に「挑戦」できるようになってきた。
次の段階としては挑戦を楽しむようになってきて
以前は「あと何枚するの?」と嫌々実施していたが
「今日は何枚? えーそれだけか」など挑もうという気配がうかがえる。
ご家族にと面談したときも「失敗じゃないよ、成功のためだよ」とそのような前向きな言葉を
多く表出するようになったと。
何気ない一言が生徒Aを脱皮させ前向きにできた嬉しさ半面
その逆もしかり。
言葉かけには注意して児童の訓練、ケアを行おうと思った今日この頃。久々の投稿でした~
※表紙イラストは殻から閉じこもるのをやめた模様を表現(そのまんまですが)
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